圧力転嫁ループ

世の中、ギスギスしていること多いと感じませんか?

  • 労働者の給料が上がらない、残業代が払われない。
  • 下請け会社は取引先の圧力で消費税の増税分を請求できない。
  • 正社員が不安定な雇用の派遣社員・パートを差別する。
  • 風邪で休んだだけでも上司に怒られる。ペナルティを課せられる。
  • ファーストフード店の店員にオヤジがネチネチとイチャもんをつけてる。

だいたい職場で発生することが多そうです。加害者と被害者の関係はお金を払う側と受け取る側という関係、または組織の上司と部下だということが共通点になっています。原因の一つは「みんな余裕がない」こと。自分に余裕がないので、上から降り掛かる圧力やストレスを力関係の弱い方に向けて搾取・精神的暴力などの形で現象化します。

ここで重要な点は、「お金の流れに絶対的上位はいない」ということです。会社の社長も株主・顧客に目を向けなければならず大変です。金融機関から借り入れたお金の利子の返済もあります。行政は成長し続けなければ成り立たないマネーゲームのプレイヤーの一人にすぎず、景気を見て銀行に国債を発行する形(=借金)でお金を生み出し続け、国民や会社から徴収する税金で利子を支払う役割を担っています。また世界各国政府はお互いの国の国債を握り合っています。

この構図をよく検討してくと、こんな法則が見えてきます。
「お金の貸し借りによって発生する利子が、経済構造弱者から時間やお金・精神的余裕を奪っている。しかもその度合いは時間と共に気づかないくらい微増している。結果的に真綿で首を閉められるように人々は搾取され続けている。」

現代の貨幣制度によって引き起こされた現実、精神的奴隷制度の構造がここにあります。全世界のほぼ全て人々がこのマネーゲームのプレイヤーとして生まれた時から組み込まれています。そのプレイヤー間で生まれる負の連鎖が圧力転嫁ループなのです。

考えてみてください。国民一人一人が社会に搾取される1時間を家族や恋人、隣人とのコミュニケーションに費やすことができたとしたら、少しはマシな世の中になるのではないか。バブル以前は今の時代ほど生きるのが辛かったでしょうか?経済成長期の間は働くことに希望があり、報酬も十分にあった。今は生きるため、お金のために働いている人がどれほど多いか。2014年、現代の貨幣制度のひずみが現実化してきています。中国の企業が社債の債務不履行を起こしたり、労働者に強い負担を強いてきた日本の企業が立ち行かなくなっているのはその一例です。

もし世界の国の人々が笑顔でいられる時間が計れたとしたら、30年前と比べて増えていると思いますか?減っていると思いますか?

笑顔時間が右肩あがりになる世界になっていってほしいですね。